Report

活動報告

2024.02.01

中国

2023年11月、中国地方BBS連盟が発足70周年記念大会を開催しました。

会員の赤ちゃんも参加。 グループ討議、楽しみながら学ぶ様子。

 令和5年(2023年)11月4日から5日にかけて、広島市のホテル広島サンプラザにおいて、中国地方BBS連盟発足70周年記念 第66回中国地方BBS大会を開催しました。大会には、特定非営利活動法人日本BBS連盟の今福章二会長をはじめ、多数の来賓のご臨席のもと、中国地方5県やOG・OB、54名の会員等が参加しました。

 大会では、記念式典において、日本BBS連盟会長による表彰などの顕彰をはじめ、ご来賓からのご祝辞に加え、中国地方BBS連盟にゆかりのある方々からのお祝いメッセージの披露があるなど、70周年という節目をみんなで祝うことができました。

 その後、記念講演、グループ討議と続いたところですが、対面での地方大会の開催は4年ぶりのことでもあり、中国地方の会員同士の交流を深めることにつながったとともに、対面で開催できることのありがたさを強く感じました。

 また、今回の大会ではOG・OB会員の参加もあり、中国地方の内外で活躍される先輩会員との交流を通じて、地域という「ヨコ」のつながりのみならず、時間、歴史という「タテ」のつながりも感じることができ、これからの活動について楽しく語り合うことができました。

 記念講演では京都地方検察庁の検察官から、検察官の任務について、そしてその中で人間と向き合うことの難しさや悩み、また再犯防止のために検察も動いていること等のお話があり、質疑応答では会員から、人間対人間の悩みについて、深い質問が多くあり、みなさんが講演内容をよく理解されていたことが印象的でした。

 グループ討議は、放課後等デイサービス(*1)の施設長を務めるBBS会員から、子どもたちとの関わりについて講演があり、その後グループ討議。そこでは、発達障害の診断名で判断するのではなく、一人ひとりの子どもたちの得意・不得意を知り、得意を伸ばすことや、居場所を作ることの大切さ、合わせて親御さんが抱える悩みへの支援も必要等、活発な議論と発表がありました。

★感想★

 島根県・松江地区BBS会 川口さん(島根大学 4年)

 今回の大会を通じて、中国地方の各地区BBS会員と親睦を深めることができました。対面で集まることは本当に久々で、コロナ前にお世話になった方々とも再会することができ、本当に嬉しい気持ちでいっぱいになりました。今後も顔を合わせて活動ができることを祈ります。 

 講演では、検事さんの立場から再犯防止について伺うことができ、大変興味深かったです。やはり、再犯防止は多くの人や社会に支えられて漸く成し遂げることができるのだと思います。私自身も、人生の再出発を支えられる社会づくりに、私も尽力していきたいです。 

 グループディスカッションでは、放課後等デイサービスにおける児童たちとの関わりについて議論をしました。どの事例においても子どもたちの行動の裏にある心を探ろうとしたり、その心に寄り添おうとしたりすることが大切なのだと再認識させられました。仕事となると、理想と現実に乖離があり難しいこともたくさんあるのかもしれません。それでも、福祉に携わる以上は子どもたちの幸福を追求することだけは忘れてはならないと思いました。


(*1)放課後等デイサービスとは

https://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/jidou/handbook/service/c078-p02-02-Jidou-08.html

(WAM NET (独)福祉医療機構ホームページより)