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日本BBS連盟概要

会長挨拶

Message

生きづらさを抱えた子どもたちと同じ目線に立って

BBSは、非行など様々な生きづらさを抱える子どもたちと一緒に悩み、一緒に学び、一緒に楽しむ、青年のボラン ティア団体です。

これらの子どもたちの心の支えとなる「ともだち活動」や、保護観察中の子どもたちの社会貢献活動への協力、学習支援‧子ども食堂‧子どもたちとの触れ合い‧悩み電話相談など健全育成のための様々な地域活動を行っています。

最近では、オンラインの活用や国際交流にも力を入れ、若者の強みを生かしながらSDGsが提唱する「誰一人取り残さない社会」の実現を目指しており、2021年2月に開催された国際会議「京都コングレス‧ユースフォーラム」など数々の国際舞台で世界の注目を集めています。

BBSは、Big Brothers and Sistersの略称です。 そのルーツは、今から100年以上も前のアメリカで、少年裁判所をベースに、青年が非行少年(リトル‧ブラザー)の兄(ビッグ‧ブラザー)や姉(ビッグ‧シスター)のような立場から、愛情を注ぎ非行の泥沼から救おうとして始まった活動にあると言われています。その精神が、混乱と貧困が渦巻く戦後間もない頃の日本で一気に花開きBBS運動が始まりました。当時、戦災孤児と非行に関する新聞記事を見た一人の学生による浮浪児たちへの支援の訴えが社会を動かし、やがて全国津々浦々の多くの若者の手に引き継がれ、現在では5千人近い会員が活動しています。

昨今、生きることがつらいと感じ、深刻な不安を抱え込む子どもたちが増えてきており、その生きづらさはますます見えにくくなってきました。私たちは、それに十分気づけているでしょうか。立ち直りには、見守って頑張りを認めてくれたり、相談に乗ってくれたり、モデルを示してくれたりする、同世代の身近で信頼できる人との出会いが重要です。このような子どもたちの笑顔を取り戻すために、信頼される人になれるよう日々自己研鑽しながら、相手と同じ目線に立った活動を心掛けています。

若者の皆さんは、これからの未来そのものです。未来につながる「いま」をどのように生きていくか。一 度BBS運動をその選択肢に入れて考えてみてください。 一人でも多くの方々にBBS運動に関心を持っていただき、できることから一歩、行動に移してくださることを祈っております。

今福章二

特定非営利活動法人日本BBS連盟
会長 今福章二

会員綱領

Charter

  • BBS会員は、友愛と良識をもって、非行少年のよいともだちとなります。
  • BBS会員は、すべての人の信頼と尊敬を受けるよう、自己の反省と錬磨に努めます。
  • BBS会員は、明るい社会の建設に寄与します。

BBS運動基本原則

Basic Principle of BBS Movement

BBS運動基本原則は、BBSの会員綱領の下で、BBS運動における最も重要な規範の一つとして1967年に制定され、2004年に改定(2005年に解説作成)されました。

その後既に20年近くが経過し、この間、少子高齢化が一層進み、ICT(情報通信技術)が飛躍的な発展を遂げるなど社会経済状況や対人関係のあり方等は大きく変容してきた。また、社会的孤立や望まない孤独の広がりが子ども・若者の生きづらさを深刻化している現状にあることから、2023年、これらの状況に即した全面的な改定がなされました。

BBS運動基本原則2023改定本文 ファイル

※解説付きの冊子版は「機関誌・発行物」からダウンロードできます。

役員名簿

Officer list

特定非営利活動法人 日本BBS連盟 役員名簿
(令和6年6月1日付け)

会長 今福章二
副会長 越野和宏
佐藤恵美子
花之木憲一
常務理事   柴香里
  小山貴弘
  樋口尚子
  宮入凱士
(事務局長) 杉山多恵
理事 北海道 濵﨑はる江
東北 今関達也
関東 栃木政章
中部 山本敏博
近畿 武本親亮
中国 後藤利幸
四国 中村優樹
九州 穴見明弘
落合夏子
掛川直之
新庄翔太郎
監事 桑原明
石井啓誉
長谷川正光